撮影者:なのはなさん
撮影地:城南宮(京都府)
品種名:枝垂桜
撮影日:2022.04.19
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京都市街地から南のほうにある城南宮の桜です。城南宮は、平安遷都の際に、国土の安泰と都の守護を願って、王城(都)の南に祀られたお宮であることから、城南宮と称えられます。そして、白川上皇がここに広大な離宮を造営し、王朝文化が栄えました。雅で華やかな雰囲気のある城南宮です。ここには平安の庭・室町の庭・桃山の庭などが造営され、その時代の美しさを見ることができます。室町と桃山の庭には2本ずつの見事な枝垂れ桜がありますが、このときはすでに散花の風情のもありました。写真は室町の庭の桜です。左奥の桜の木は大分散っていますが、里桜(さとざくら)という名で、一重・八重・樺桜と、同じ木に3度、違う姿の桜の花を咲かせる紅枝垂れ桜なんだそうです。またいつか、ちょうど見頃の時期に来たいと思っています。そのほか境内には、源氏物語に出てくる植物を植えた庭もあり、また曲水の宴も行われます。 |