日本の桜1400選・ 名木・古木

(TOP)

仁和寺の御室桜

1139

撮影者:なのはなさん
撮影地:仁和寺(京都府)
品種名:御室桜(おむろざくら)
撮影日:2022.04.21
コメント:
京都の市街地から西に少し行ったあたりにある仁和寺(にんなじ)は、886年に光孝天皇により建立されてから紆余曲折あり、現在は真言宗御室派総本山仁和寺になっています。世界遺産にも登録されました。境内に咲く御室桜(おむろざくら)は有名で、日本の桜100選にもなっている名勝です。中門を入ると左手に、湧き上がる雲のような御室桜が見えます。樹高が低く、薫り高い花を咲かせます。開花は染井吉野より1週間か10日遅く、京都の春の終わりを飾ります。品種は大半が有明(ありあけ)で、車返し(くるまがえし)、ウコンなど十数種類の里桜があります。起源は平安時代に遡りますが、現在のは江戸時代に植えられたものです。満開情報が出てから2日後の拝観ですが、もう葉桜状態のものも多いです。見事な御室桜がまさに雲のように咲き、五重塔の姿と重なって、とても美しい風景でした。