食道発声の参考本

  喉頭摘出直後は、夢中で同じ所を何度も読みました。
 





「食道発声の手引き」 −理論と実際−
     医学博士(高藤次夫)
     社団法人「銀鈴会」
     03(3436)1820
(術後8カ月目)
食道発声の理論と実施練習法について、記述してある。また銀鈴会の成長ぶりを統計的に調査してあり、昭和33年に初版が発行されている。
 ページ数は少ないが内容が濃く、入院中に読んでおくと勇気づけられる。


「食道発声」 −喉摘者のリハビリテーション−
     佐藤武男著
     金原出版株式会社
     03(3811)7184
(喉摘8カ月後記)
喉摘者リハビリテーションの教科書として適している。また図解入りでありその図の通りにやると声が出るように説明してある。私もその図解を見ながら最初に声を出した。
また、喉摘者についての注意事項などがかかれており、さらに音声言語について理論的に記述してある。必読書




「食道発声上達への助言」
増補=指導者編
    著 書  中村正司
    発行所  日本喉摘者団体連合会
    社団法人 銀鈴会
      〒 105 東京都港区西新橋3の10の6西谷ビル
      tel 03(3436)1820
      FAX 03(3436)3497
(術後8カ月目)
さらなる上達を志すものにとってはこの上のない参考書である。
内容が濃く、うなずくところが随所にある。かなり上達した人でないと分からない面が多い

(術後1年4カ月目)
読めば読むほどうなずく箇所があり、1年以上練習した人にはときとき読むことを勧めます。特に、吸引式と高音発声について詳しく書いてあります。



「声はわが心の叫び」
     著者 中村正司
     発行 株式会社 リヨン社
     発売 株式会社 二見書房
(まえがきより)不可能の字を可能に換えて、あの時、私が思いもしなかった喉頭癌にかかり声帯を失い、不運のどん底に落ち込んでいなかったら私の半生はどう描かれていたのだろうか?
 私は思う。大病をしてこそ今日の張り合いがある。生き甲斐のある日々があること。あれから35年が経つが神仏に見守られ「不可能」という字を「可能」に書き換え、すばらしい人生街道を歩んできた。1日訓練すれば1日分だけ上達につながることを信じ、当時としては世界的にも前例の少ない「食道発声」により第2の声による社会復帰を果たした。
(術後8カ月目)
苦しみから立ち上がり、現在に至るまでのことが記述してある。




食道発声レッスン・シリーズ(ビデオ)
     監修 医学博士 高藤 次夫
     Aセット 基礎編(母音発声、子音発声)
     Bセット 応用編(吸引法、アクセント、女性発声、朗読、歌唱)
あたかも、教室で先生と向かい合って座り、勉強しているように感じる。このような視聴覚教材は以前にも存在していた。しかし、前にあったものはスライドで静止画面であった。声は聞こえても唇は動かなかった。それから出演している指導員に故人がすくなかなかった。これらの点はすべて改善された。すべてが最新情報を、最新のメンバーによって組み上げられた。唇も動く、もちろんカラーである。

  • 1 食道発声法のA、B、C(母音)..約30分
    (1)食道発声の呼吸法
    (2)食道発声の原音「ア」の発声
    (3)食道発声の「母音」ア、イ、ウ、エ、オの発声と発音
    (4)練習例題

  • 2 食道発声のABC(子音)..約44分
    (1)食道発声による「子音」の発声法
    (2)口内の各部位と「調音点」
    (3)清音「ア、カ、サ、タ、ナ、ハ、マ、ラ、ヤ、ワ行」と濁音
    (4)拗音「ミャミュミョ、シャシュショ」等
    (5)練習例題

  • 3 食道発声実習(吸引法からアクセントまで)..約23分
    (1)「注入法」と「吸引法」
    (2)「吸引法」に必要な腹式呼吸
    (3)「吸引法」の息つぎ方法M
    (4)長い単語(5音、6音)の練習例題
    (5)日常会話につながる練習例題
    (6)アクセントの練習問題_

  • 4 食道発声法(女性の食道発声、文章、詩の朗読、歌の練習)..約31分
    (1)食道再建の手術をされた方々の発声について
    (2)女性の食道発声
    (3)文章や詩の朗読
    (4)歌の練習

以上です。定価は35,500円です。

(術後1年4カ月目)
なかなか良くできている。購入するには、ちょっと高い価格である。 特に応用編の女性の発声では大変刺激を受けました。 病院で設置してもらいたいものである。


「食道発声練習教本」   

  • 著書 高藤 次夫  中村正司   

  • 発行所 社団法人 銀冷会(B5版71頁)   

  • 神奈川銀冷会の発声教室で使用している教科書です。 

    (術後6カ月目)
    ボロボロになるまで使いました。

    「食道発声指導の手ほどき」

  • 初心者・初級クラスを中心に

  • 著書 高藤 次夫

    「こえよいまひとたび」

  • 著書 高藤 次夫

  • 「内容」喉頭全摘出者についてのQ&A

    (術後4カ月目)
    再び熟読しました。食道発声法の上達の秘訣やら私が今まで悩んでいたことが たくさん書いてありました。大いに参考になりました。

    「人工喉頭の発声法の手引き」-理論と実際

  • 著書 高藤 次夫

  • 発行 (社)銀鈴会

    「お茶のみ法」による食道発声原音の出し方

  • 著書 中村正司

  • 発行 (社)銀鈴会

    「闘うがん、闘ってはいけない癌」

  • 著書 (財)阪喉会顧問 佐藤武男

  • 発行 徳間書房

    会報
      「日喉連」28号(平成10年発行)
      日本喉摘者連合会
      〒105東京都港区西新橋3丁目10−6

    「聴覚・言語障害者とのコミュミュケーション」

  • 著書 全国手話通訳問題研究会編

  • 発行 一橋出版