呑み込み法
我々が口の中に水を入れて、空気と一緒に呑み込む際に水は楽にも飲み下せるが、空気は鼻へにげてしまいます。そして少量の空気と水が食道に入っていきます。この空気を利用します。すなわち、空気を食道に呑み込んで途中で逆流させるのです。
その手順は
静かに腹式呼吸を数回おこなう。
下顎をやや前方に出して、おおきなあくびをするときのように下咽頭部や頸部に
ほとんど力が入らないような姿勢で空気を呑み込む。呑み込んだら顎を引きます。<下図2>
口の中に空気を頬張って、頬や咽頭の筋肉を縮め、舌を先端の方から漸次舌根部の方へ移動させて、空気を咽頭の方へ送り込みます。
空気を呑み込むと同時に下腹部に少し力を入れる。
下顎をやや前方に出すようにして<下図1>、食道入り口部を緊張させ、腹圧をかけて原音を出します
すぐにはできません。同じ事を何度もやってみてコツをつかむのです。
(術後1年3カ月目) 呑み込み法で原音が出たらすぐ吸引法に切り替えるべきです。
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