呑み込み法


原音が出て、いろいろな音が体験できます。
でも、すぐに卒業して吸引法に切り替えることをすすめます。
 

呑み込み法
 我々が口の中に水を入れて、空気と一緒に呑み込む際に水は楽にも飲み下せるが、空気は鼻へにげてしまいます。そして少量の空気と水が食道に入っていきます。この空気を利用します。すなわち、空気を食道に呑み込んで途中で逆流させるのです。

    その手順は
  1. 静かに腹式呼吸を数回おこなう。

  2. 下顎をやや前方に出して、おおきなあくびをするときのように下咽頭部や頸部に ほとんど力が入らないような姿勢で空気を呑み込む。呑み込んだら顎を引きます。<下図2>

  3. 口の中に空気を頬張って、頬や咽頭の筋肉を縮め、舌を先端の方から漸次舌根部の方へ移動させて、空気を咽頭の方へ送り込みます。

  4. 空気を呑み込むと同時に下腹部に少し力を入れる。

  5. 下顎をやや前方に出すようにして<下図1>、食道入り口部を緊張させ、腹圧をかけて原音を出します


すぐにはできません。同じ事を何度もやってみてコツをつかむのです。



(術後1年3カ月目)
呑み込み法で原音が出たらすぐ吸引法に切り替えるべきです。