<97年8月10日>
高音への道
(術後1年1カ月目)
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朝の長音の練習で、ア〜と伸ばしの音が2つに分断される。すなわち、ア〜と発声して途中で食道の中でア〜(低音)となるのだ。
これは、そのうち音となってくると思う。少しずつ食道が鍛えられている実感がする。
これは、歌の練習の影響ではないかと思う。なにしろ歌の練習は「絞り込み」が必要である。それと言葉をはっきり出すために高音が必要になる。この高音もたまに出るようになってきた。
今後の解決する事項
1.挨拶されての急に返事が出来ない。
2.つばを飲み込むと4〜5秒間は発声が出来ない。
3.音が一定でない。
4.朝の社説を読んでいるとき、途中で3回ぐらい休む。
5.話そうと思うとき、やめてしまう。(40%ぐらい)
以上
(術後1年7カ月目)
進んで話ができるようになりさらに、自信がついた。
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<97年8月11日>
指摘に感謝
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夏季特別研修のため、横浜の教室に行った。そこで、食道発声練習教本の中の「童話」を朗読した。2/3ぐらい読んだところで声を出すのが苦しくなり朗読は中止した。
私なりに原因として考えたのは、マイクの使わない朗読が初めてであり、声の調節が出来なかったのではないかと思った。
指導員から次の2つのことを指摘された。
1.食道に空気が残っているのに更に空気を入れている。 その対策として句読点のところで食道内に残っている空気を全て使い果たし、その後に空気を取り入れること。
2.早く朗読しようとする気持ちがあるので、もう少しゆっくりと朗読し、確実に音を出すこと。
(術後2年1カ月目)
社説など長く読んでいるとき、空気が徐々に食道内に溜まってしまい、最後には苦しくなって読むことが出来なかったが、いまはその様なことが少なくなってきた。たまに、読んでいる途中で発声音と同時に空気が出ていくのが分かる。
会話の途中で焦って早く話そうとすると音が消えてしまう。結局2度同じことを話してしまう。ゆっくり読んで明瞭度に心がけるべき。
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<97年8月25日>
少しずつ解決
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朗読の練習をしていて、食道内の空気の通りがわるく、途中で苦しくて時々中止をしたときがあったが最近はそれがなくなった。
でも、朗読の途中でそのようなときになると空気の逆流が出来ずに、空気を呑み込んでしまう(食道内の襞が堅い感じでそうなるみたい)。そのため発声が一時中断してしまうのである。その現象が徐々に少なくなってきた。
その原因と考えられるは、朗読の途中で食道の奥の方から音が時々出る。それが苦しい発声とか空気の飲み込みを防でいるのではないかと思う。その食道内からの音の通りを鍛えることによって解決できる。それには稽古しかない。
以前は朗読の途中でせき込んだが今は全くなくなった。やはり食道を鍛えることによって、発声に障害となっていることがすこしずつ解決できてきている。
(術後2年目)
発声音が安定していないと、空気の呑み込みに失敗します。
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