<01/10/01> ゆっくり (術後5年3カ月目)

決して人の話をするペースにはまらないでマイペースで話をする意味がここにきて わかりかけてきた。

そのようなことは食道発声の上手な人からいわれていてわかっているつもりであった。 でも、この意味は上達の過程において本人が徐々に知っていくのだということもわかった。

ゆっくり話をすることによっての気持ちの余裕の大切さ、それが長くきちんと話せる元に なることを。・・

途中で声が出なくなったりまたは声が荒くなったりそして語尾がかすれたりする現象を引き起こすのは すべて急いで話をしているのが原因である。
このことはわかっているつもりであった。あくまでもつもり・・・

今を機にしてゆっくりと話をしよう。
そのためには、長い単語をスライスする必要がある。そして一音一音と大切にすることは当然。 本当に難しいものだ。

私のことを知らない人から「風邪を引いたの・・」とか「カラオケをやりすぎたの・・」と 錯覚させるぐらいの声を出すのが最終目標である。

目標達成までもうすこしである。5年すぎても上達の過程にあることを実感している。