回答
力ニューレと気管の接触部位が傷つき出血し易く
なり、乾燥した痍が気管に付着し気管の炎症を引き起こ
していることが考えられます。
さらに痰を吸引するチューブを、気管の奥まで挿入す
ると力ニューレ付近にとどまらず、気管を広範に傷つけ、
出血を促し、咳を誘発して苦しくなります。 咳をすれば
力ニューレの付近まで痍は排出されます。力ニューレ下
端に吸引チューブを挿入するだけで十分に痰は吸引でき
ます。吸引チューブによる気管の刺激を少なくすれば、
破引時の咳や出血も少なくなります。
また外管と内管のある二重皆の力ニューレも選択肢に
なります。 外管で気管孔を保持しながら内管を取り出し
洗浄することで内管に付着した乾燥した痍を除去し閉塞
の危険を防げます。
キシロカインゼリーは力ニューレの先端を気管孔の皮
膚からスムーズに挿入させるためなので、力ニューレの
先端に少量つければ十分です。力ニューレ全体につける
必要はありません。
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