(1)先ほど申し上げました様に、気管孔から出てくるのは要するに気管支の分泌物といい、気管孔から出
て来るということは、喉がある状態である人は知ら
ない内に呑み込んでいる。しかし風邪でも引かない
限りもともとそんなものであり、決して量が増える
ということがなければ、エプロンをしたり、プロテ
クターをしていらっしゃる、或いはその下で痰を拭
う事をやってらっしゃる・・それで結構です。ひと
つ申し上げたいのは痰が切りにくい場合は、我々は
声帯をグッと高め下からその勢いで痰を出す・ 気
管孔を開けていらっしゃる皆さんはやっていらっし
ゃると思いますが、気管孔のところを先ず押さえて
空気の出口を止めて、それから肺の中の力を出して
咳をする瞬間に手を外し、痰を切る、そういう習慣
を身につけるという事、決して痰の量は増えている
という形のご心配はないと感じています。
(2)この方は食道再建をされているけれども、つかえ
て呑みこまれないという事はもう二年たっておられ
ますが、要するに移植したか、空腸であるか詳しい
ことは分かりませんが、二つの事がありますが、グ
ツと締まってくる、固くなってくる、その為に逆に
通りにくくなるという全く逆の方向で二つの要素が
あるんですね。この点でご心配あれば一か所が狭い
のか、それはレントゲン検査じゃなくてはわからな
い、ですからこれは主治医とご相談なさって、レン
トゲン検査で通り具合を確認するという事が一番必
要じゃないかと・・もし一か所だけ狭くなっている
ところがありました場合、そこのところに、空気の
溜まって居る所があり、それはバルーンをその場所
で膨らまして広げる、そう言う事でございます。
ある程度時間がたっちゃうと組織が硬くなる・・
二年以上たってそれが有効か・・どうかという点も
ありますが・・一度主治医と相談してレントゲンで
調べる、安心が得られるのではないかと・・これは
そうゆう意味で主治医と相談なさってください。
(3)ガスの話と一緒でこれはまI出すほかはないとい
う事と、それから要するに食道に空気を取り入れて
お話する場合にあまり残さないように・・・指導員
の方と相談されて・・・この状況は狭くなるという
事が皆様にもあるという事ですね。
(専門医)
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