首回りが突っ張る

 入会‥平成25年6月 手術‥平成25年5月/65歳/喉頭癌
 左右リンパ腺の手術の後、首周りが突っ張り、大変動きが阻害されて就寝時に枕との馴染みが悪くてつらい。
 放射線治療を受けた頸部が硬いが、柔らかくなるのでしょうか? 食道発声の訓練に影響ありますか

(平成28年:神奈川銀鈴会会報43号)

回答
‥どうしてもそこの所にひきっりが出来る訳ですので、術後、なかなか首が動かしにくいと言うことが有る と思います。
これもある程度は時間の問題ですが、放射線をかけてしかもそこの手術をしているとなるとかなリ 範囲で動かしていかないと)  固くなってしまいますから首の運動は是非行ってほしいと思います。
放射線は火傷を作っているわけですから、火傷と傷のひきっりの両方 があるため時間はかかります。
通常、首を動かす筋肉までやられていませんから、首を動かす動作(運動練習) などで少しずつ柔らかくなるまで待つという事が最善でしょう。
まだ可能性は十分にあると思います。
食道に空気を取り込む練習をしっかりなさって、 押さえて音がで る場所を探していくこととかをなされば必ず食道発声と いうものが出来ていくと思うので、頸郡の硬さそのもの が直接悪い影響を与えることはないと考えています。

(専門医)