個人差が有ります。通路として食事を通す事は、
早い時期に馴染むと思われますが、それでも空腸本来の
嬬動運動が残ったりします。
食道再建の場合、多くの場合食道発声と違い、抑えな
いと発声が出来ないのです。
食道発声の場合は、食道に筋肉が残っているので、
キュツと閉まる力が有る程度あるのですが、再建者では、
そのような筋肉もなく、自動的に閉まるという事は少な
いのです。 そこで音を出すためには、狭い処を作る為に、
指で押さえるという動作が必要となるのです。
このような動作をしなくて音が出ると言う人も例外的
には居られます。
もともと再建の第一の目標は食物を通すという事で
す。音声が出る様になったら、再建食道がその場所に馴
染んだと思って下さい。
(専門医)
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