胃の吊り上げ手術と息切れ、動惇との関係

胃の吊り上げ手術と息切れ、動惇との関係をご 教示頂きたいのです。
私は手術後20O 年近くも生かして頂いておりま すが、退院後から息切れ、動惇が激しく苦労して おります。高齢になりました最近は、特にひどく なって来ました。
心臓専門の先生にも永年お世話になりました が、結局心臓ではなく肺活量のせいだと言われま した。胃の吊り上げの結果でなくても、肺活量の 減少は当然と思っておりましたのが、同疾の皆さ んは、私ほど息切れ、動惇で苦労している様には 見えませんので。
自宅が山の上で石段を60 段、教室帰りの夜、 最近は瑞ぎ端ぎ登りますが、海の上の月を見上げ てはもうこれが最後か ? と思い、せめてパートナ ーのためにも、ペットのためにも平均寿命までは 生かして頂きたいと思うのですが、尊敬申し上げ る先生のご教示をお願い申し上げます。

(平成16年:神奈川銀鈴会会報31号)

動惇、息切れは何処に支配されているかと言う と、それは延髄であり、血液の中の酸素の量を自 動調整しています。
よくハアハアしますが、これは血液中の酸素が 少なくなって、自動的に息をさせている状態です。 息切れの原因は二つあり、一つは心臓の血液の送 り方が悪い場合と、もう一つは肺の酸素の取り入 れ方の悪い場合です。やはり肺活量に関係があり ます。
肺胞の境がやせて、肺全体が膨らむ、これが肺 気腫です。余りハアハアすると炭酸ガスがでて、 過呼吸症候群になることがあります。 小川さんの場合、階段等を登る時は、腹式呼吸 で、時々休むようにして下さい。これからは、呼 吸器科の先生に相談するのも一つですし、酸素治 療もあります。

(専門医)