回答@:肉芽に関しては、ほとんどのケースがサイズの調整で対応可能です。
影響のない肉芽もあるので、発声困難になるまでの肉芽にならない限り、放置していることも多いです。
回答A:穿刺位置が再建組織と食道の吻合部で、食事の通過スペースが狭窄してしまうケースがあります。
その場合、対応は難しいのですが、バルーン拡張が可能であれば拡張をおこなう場合もあります。
拡張が難しい場合はサイズ調整をおこない、それでも嚥下困難な場合は抜去も検討します。ゲップに関しては発声時にどうしても胃の方へも空気ははいってしまいます。これは仕方がありません。またシャントで発声する場合はおならも多くなります。
昨年もご紹介したシャントのテキストを添付します。
http://www.jshnc.umin.ne.jp/pdf/GPRJ_text.pdf
回答B:手術、放射線治療による血液、リンパ流の傷害でリンパ浮腫が発生すると皮膚は硬くなります。 残念ながら標準的なケアは確立されていません。治療後に新しいリンパの流れができることで頸部のむくみが改善されてきます。
リンパ浮腫のケアを指導している施設もあります。ご相談ください。
(専門医)
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