術後の対応ー私が感じたこと

■ コミニュケーション

(術後1年7カ月目記) 話し相手、または電話の相手に対して最後まで余裕を持って話を 聞いて下さる方に感謝をしよう。私が接したところでは、 その様な方は全体で70%ぐらいです。

■上を向くと

(術後1年7カ月目記) 顔を上方に向けると鼻汁が食道の入り口に流れ込んできます。 最初のうちは、水など流動物を飲み込んで解決しましたが、 最近では食道に空気を入れてそれを強く吐き出すことで何とかしています。 でも大量になると食道の入り口が詰まってしまいそれが出来ません。 出来るようになるにはもう少し待つしかないと思っています。

■ エプロンガーゼ(プロテクター)について

(術後1年7カ月目記) 特に冬の寒い日はガーゼを厚めにします。そのため呼吸が苦しくなります。 また、ネクタイ等の着用の時も同じです。その解決策は、 エプロンガーゼの下にナイロン性の編み目の入っのを装着します。 または面倒だったらエプロンガーゼに縫い込むのもよいでしょう。
エプロンガーゼは東京銀鈴会、阪喉会などで販売しています。

ガーゼで作ったプロテクターの使用感

  • 見栄えは悪いが、肌触りがいい

  • 手軽に交換できる。

  • 気管孔に付いて呼吸が苦しくなるときがあるがガーゼの枚数で

  • 調節できる

東京銀鈴会、神奈川銀鈴会のプロテクターの使用感

  • 見栄えが悪く呼吸が困難

  • 湿気の調節機能が欲しい

  • 1,2度使用してやめた。

阪喉会のプロテクターの使用感

  • 見栄えがよい。
  • 首周りが調節できるようにマジックテープがついている。

  • ひもでなく弱いゴムで首に巻くためズレない。

  • 内側にポケットがついているため、 空気の乾燥したときなどその中に濡れたガーゼを入れられる。

  • 1袋1400円(1袋に4つ入っている)

  • 申し込みは電話:06(683)2486されると すぐに届けられます。

  • 財団法人「阪喉会」大阪市住之江区南加賀屋1丁目1−95 住之江会館

原田産業のプロテクターについて使用感

  • 編み目のようになっておりワイシャツをその上に着ると アンダーシャツのように見えるため阪喉会のプロテクター よりも見栄えがいい  

  • 空気の通りがよく呼吸の苦しいプロテクターを使っている 人にはおすすめ。

  • 夏は最適だが冬は冷たい空気が入るのではないかと心配。 そのためにガーゼで調節できるポケットを内側に付けて欲しい。

  • 編み目のようになっているため全体的にプロテクターが気管孔 に直に触れないため呼吸に支障はない。

  • 止めるのは紐と粘着テープの2種類ある。 粘着テープの方は自由に調節できて便利である。

  • 肌触りがよく、快適。

まとめ
自宅にいるときは肌触りのいいガーゼのプロテクター。外出時には阪喉会で発売しているプロテクターもしくは原田産業のプロテクターがいい。
ご質問を私宛にどうぞ。(00/08/10記)

■不安

(術後1年7カ月目記) この病気の特徴は平均年齢が60歳ぐらいで高年齢の人が多いです。 そのため、同じ病を持った人がよく亡くなります。 そのため不安になりがちですが、一人にならず、進んで同じ 喉頭摘出した人と交流も持とう。

■花粉症

(術後1年8カ月目記) 3月上旬から5月上旬頃に起きます。 天気の良い日に外に長い間いると必ずその日の夜は咳こみます。 特に布団に入ってからがひどいです。痰の色は無色透明から黄色に 変わります。 私はその様なときは蒸気をかけるようにしています。

■腹式呼吸

(術後1年8カ月目記) 空気を吸うときに腹が膨らみ、はくときに腹が縮む。 その腹式呼吸が自然とできているのにびっくりした。 喉摘者は自然とこのようになるのか分かりません。 そのうち調べます。