ミミズの学校

サウンドファイルの貼り付け方
(08−2)

<a href="...">を用いる(N2/e2):
この方法は、ブラウザのバージョンを意識しませんし、聞きたくない見たくない人には好感的です。
単に、<a href="test.wav">test.wav</a> のようにマルチメディアファイルへのリンクを張っておしまいです。
<a href="test.wav">test.wav</a>


<embed src="...">を用いる(N2/e3)
今一番多く普及されているのはこのタグです。
Netscape Navigator 2.0で独自拡張されたタグですが、IE3.0でもサポートされました。
様々なマルチメディアファイルを再生しますが、貼り付け方やオプションはプラグインによって異なります。再生回数の指定やコントロールの表示など様々なオプションがあります。
<embed src="test.mid" autostart=true repeat=true panel=0 width="100" height="50">
autostart=trueでオートスタートになり ます。 autostart=falseにすると、自動的に始まらず、スタートボタンで 始まるようになります。
repeat=trueで曲が無限に繰り返されます。 repeat=falseで一回だけで 曲を終わらせることができます。falseのところに整数を入れればその数の分、 リピートします。 最後に操作パネルの大きさ指定をします。
   大の場合   width=150 height=40
   中の場合   width=100 height=30
   小の場合   width=40 height=35
   なしの場合  width=0 height=0
コントロールパネルの色です。
   黒の場合     panel=0
   メタリックの場合 panel=1



<bgsound src="...">を用いる(e2)
: IE2.0で独自拡張された機能で、ページを表示した際に音声ファイルを自動再生します。.wav, .aif .au .mid に対応しています。
<bgsound src="test.wav">


<object>を用いる(e3/N4)
HTML4.0では、<embed>や<bgsound>は好ましくないタグとして、<OBJECT>を使用するように推奨していますが、プラグインに依存した記述になってしまうので、あまり利用されているケースは少なそうです。下記の例は、CreshendoというプラグインでMIDIファイルを再生する時の例です。
<OBJECT ID=Crescendo
CLASSID="clsid:0FC6BF2B-E16A-11CF-AB2E-0080AD08A326"
HEIGHT=55 WIDTH=200>
<PARAM NAME="Song" VALUE="xxx.mid">
</OBJECT>


IEとNetscape Navigator両方に対応するには
IEとNetscape Navigator両方に対応させるには、昔は次のように記述していました。今でもこうしなさいと説明されたWEBページも多いようです。
<embed src="test.wav">
<noembed>
<bgsound="test.wav">
</noembed>
しかし、IE3.0も<embed>に対応してしまったので、これだと、IE3.0以降では二重に貼り付けてしまうことになります。JavaScriptを用いて、以下のようにするのが無難なようです。 <SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
<!--
if (navigator.appName == "Netscape") {
document.write("<EMBED SRC='test.wav'>");
} else {
document.write("<BGSOUND SRC='test.wav'>");
}
// -->
</SCRIPT>
でも、最近はIE2.0の利用者も少なくなってきたので、 単純に<embed>のみを使用するのがリーズナブルかもしれませんね。



結論として
ページを開いたとたんに音を聞いてもらうのであれば、
<embed src="...">
を使用します。聞きたい曲を選択させたいのなら
<a href="....">test曲</a>
を使った方が最初のうちはいいと思います。