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バラの起こり

西洋ではラテン語のローサ(rosa)が変化した名前で呼んでいる。
ラテン語のroseはたぶんケルト語のrhod(赤)が語源だという説がある。


バラの属名はラテン語をそのままとってRoseと呼ばれている。
またスペインとイタリアではラテン語のままrosaといい、仏、英、米ではroseと書いてローズ(仏・英)またはローゼ(独)と呼んでいる。


バラの伝説
ギリシャ時代には自分の神々と同じように美しいものが創造する事が出来るといって、バラの花を生み出した。 ローマ時代にはヴイーナスを象徴する花となったそうです。

また、バラの花であんだ花冠を宴会の席で頭に載せる風俗が生まれ、花冠をかむると酒に酔わないともいわれた。
ローマの皇帝ネロ(1世紀)はローマの丘にたてた宮殿を黄金でおおい、食前と食後にはみんなが風呂に入る習慣だった。湯の中にたくさんのバラ水を入れ、風呂からあがるとバラの香りのする油を体に塗った。
またローマ帝国の末期には、バラの花を天井につるした宴会では、その下で交わされた話はいっさい秘密にしようという風習が生まれ、その後、「バラの下で」というと「秘密に」という意味になった。
現在でも「バラの下で」という慣用句は、使われてます。


バラ戦争
イギリスでは15世紀にヨーク家は白いバラを、ランカスター家では赤いバラを目印に王位を争った(バラ戦争)があった。その結果ヨーク家のエリザベスを迎えて新しい王統をつくり、 イギリスの王家の紋章となった。