5月に美しかったバラの花も、暑くなるにつれて元気がなくなります。。
秋にもう一度、満開のバラの花を楽しむためには選定が必要です
バラの生育特性
現在の木バラ(ヒイブリッド・ティー系、フロリバンダ系、ミニチュア系)は四季咲き性が主です、
しかし、高温多湿の気候では生育が悪くなりますので選定が必要になります、
バラの生育適温は15〜28度です。特に最低気温と最高気温の差が10度以上あるともっとも色の冴えた花が咲くといわれています。
夏の間は花が咲いても貧弱なので、樹の生育を助けるため、蕾のうちに摘み取るように手入れします。
これにより増えた細い枝や込み合った枝などを整理し、風通しを良くして病気の発生を防ぎます。
冬の剪定の場合と同様、良い花を咲かせるには不要の枝を整理して枚数を制限することも必要です。
以上の目的のために剪定を行いますが、冬の剪定ほど深く切り込みません。秋の場合は枝を整理し樹形を整えることが中心なので、枝を整えるぐらいに考えてよいでしょう。
剪定の適期
バラは最初に花が咲いてから2ケ月ぐらいで次の花が咲くといわれます。そこで、開花日から逆算して剪定の実施日を決めます。
その年の気候によって多少は異なりますが、関東地方では9月前後が標準といわれています。関東より寒い地方はこれより早めに、暖かい地方は遅めにおこないます。
- 剪定法
主幹は余り深く切らない
春の剪定とは異なり、成育中なので、深く切りすぎると芽の出が遅れるか、または強すぎる枝が出て開花が遅れることがあります。
枝に強弱が出ないようにする
残す枝はできるだけ葉をのこしておくこと
成育中に枝を切ることは、根にとってはたいへんなストレスとなります。
剪定前後の手入れ
剪定2週間前
株の周りを浅く掘り、有機肥料などを少しおおめに施す。
剪定3日前
薬剤散布を必ず行う。。
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剪定3日後
は乾き具合に応じて通常と同じような水を与える
剪定2週間後
肥料を施し始める。それまでは施さない
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