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絶望から希望へ
初級 長澤 智恵子

2005年に乳がん手術、2008年に喉頭癌放射線治療、ちなみに煙草もお酒も飲まないのですが、 何故?2011年喉頭癌再発(全く同じ場所なので第二次癌では無いかと思うが。)
 即全摘を!!と主治医に言われましたが、 「声を失う」という現実を受け入れ難く手術を拒否しました。それからはセカンドオピニオン、 波動セラピー、舞茸エキス等家族とともに調査、選択の上納得して取り入れて元気に楽しく生活をしていました。

が、しかし、2013年6月再再発!!「もう考える余地はない」全摘しかない!!余命一ヶ月です!!」との厳しい宣告でした。
その場で「声を捨てても命を拾う!!」と即断しましたが、心臓はバクバクでした。 「主人を残しては死ねない!!」の一心でした。 入院中は諸々考えめぐらし心のアップダウンの日々でした。

主治医から銀鈴会の方々は、第二の声帯で生き生きと人生を謳歌しているから是非入ったら良い!!と聞かされ僅かな希望の光がさして来ました。

順調な回復の後、一ヶ月で退院したものの、現実との戦いに本来前向きな自分が失われ、三ヵ月も引きこもってしまいました。情けない事です。 ある日、パソコンで神奈川銀鈴会の練習風景を見まして、大変元気が出ました。

早速主人に伴われて11月8日入会手続きに伺いました。 先輩や指導員の方々の楽々とお話しているのを見て驚き、希望が湧いてきました。 私も何としても自分の声で話したい!!と。最近やっと発声のコツが解り楽しくなりました。
お仲間の方達も温かく優しくして下さるので、大変居心地が良いですし、嬉しく思います。大好きなゴルフも月に  二〜三回程楽しみ日々の生活が希望に満ちた理想の生活に近づいています。

尚一層訓練に励んで皆様のようにステキな会話を楽しめる様になりたいと思っています。 懇切丁寧に御指導してくださる先生方、どうぞ今後ともよろしくお願い致します。感謝!!   「よみがえれ、今ひとたびの、夢の声」 一句。

神奈川銀鈴会の会報第40号(平成25年)から掲載しました