リハビリ

歌を唄う

小さい声で唄っているといつの間にか格好がついてきて、 自分でも驚くような良い結果が現れます。
勇気を出して試してみよう。



歌を練習すると食道発声の上達が早くなる理由。

 

  • 会話に抑揚がつく  

  • 長い言葉が一息で発声できる  

  • 苦しそうな発声が消える  

  • 声が高音になり、澄んだ声になる  

  • 完全な吸引法の会得  

  • 会話が楽になる

  • 歌詞の選択
     
  • 音階に高低のある歌は避ける  

  • 常に口ずさめる簡単な歌

    (術後1年3カ月目)実際にやってみると出来るものです。



  • 練習の仕方

     
  • 姿勢を正しくする。特に下腹には力を入れる。  

  • 高音符は無理だと思ったら一段下げる。  

  • 一度決めた曲はある程度唄いこなすまで練習をする。  

  • 歌詞は出来るだけ明瞭に発声する。  

  • 成果が上がらない場合でもあきらめないこと。




  • 推薦歌

     
  • 軍歌「ここはお国の何百里」「同期の桜」「煙も見えず雲もなく」  

  • 童謡「うさぎとかめ」「鳩」  

  • 唱歌「箱根の山」「みかんの花咲く丘」  

  • 歌謡曲「俺は河原の枯れススキ」「勘太郎月夜歌」



  • 以上、昭和52年9月の日喉連の会報に掲載されていました。 

    歌を歌うときの要領

    1. 息継ぎが自由自在にできる態勢をつくること
      対策:吸引法を完全に身につける必要があります

    2. 「ア〜」と発声して、持続時間は2−3秒ぐらい続くこと
      対策:ゆっくりと5ー6音節の言葉がいえる練習をしよう。

    3. 音程よりもテンポが大切でする。
      対策:朗読の練習の時、音の強弱、スピードの調整また音を強く出したり細く出したりする練習をする。

    4. 息継ぎを考える
      対策:黒田節だったら、「のむならば」「あ〜」「このやりを」「お〜」というように区切りに注意します。すると最後までたっぷりと歌うことが出来ま、伸びやかに聞こえます。

    5. 歌いはじめは低音で歌います。

    以上、「こえよ、いまひとたび」から抜粋しました。 

    (術後1年4カ月目)自分の好きな流行歌を歌うと飽きが来ません。



    1997年5月上旬に 「同期の桜」を唄う