風邪の体験談その1

 喉摘者がかぜをひいた時の状況を記しています。
(平成10月6月27日記)

 喉摘者は風邪をひきづらいとよく言われています。
私の周りの喉摘者に聞いてみてもほとんど風邪をひいた事はないと言っています。

そこで私は、風邪をひいたらどうなるのかなあという不安をいつも持っていました。
 術後2年弱経過して一人前?にそれを体験しました。そのときの身体等の変化について記します。
人によって病状は違うと思いますが参考程度にしてください。

  1. 熱が出る前
     今考えてみます熱が出る2日頃前から風邪の兆候は2つありました。

    • 痰の量は極端に少なくなりました。
       いつもは1日に少なくとも5回はプロテクターを汚して取り替えていたのが痰が出ないので汚れません。
      従ってプロテクターは2回ぐらいしか取り替えませんでした。
       ネプライザー(吸入器)をかけても気管孔は乾いたままでいつもの潤いは帯びません。
      そのころおかしいなあと感じていました。また吸入しても痰は出ません。痰の出るときは、大量でかなりの力が必要です。
      濃い黄色みを帯び固まっています。気管孔が乾燥していると出血する可能性があります。



    • 声が軽くなる
       声は今までよりの出しやすく、大きく、響きがあり、びっくりしました。発声する直前に咳が出ます。でも痰はでません。


  2. 熱が出た
     体がだるい。熱は37.8度。夕食をとって市販の総合の風薬を飲んですぐ寝た。痰はあいかわらず出ない。(健康は時は日に20回以上でます)痰が出るときは大量に薄い黄色みを帯びた色で前日よりも少し柔らかい。
    相変わらず気管孔は乾いている。
    ネプライザーをかけても変化なし。(普段はそれをしてから1時間後には無色透明の痰がプロテクターにつく)声を出すとき咳が出る。
    1日、経過して熱が平熱に戻り、体のだるさがなくなった。

    私の知人(喉摘者)で風邪を引き、痰がのどにつまり、気管出血と同時に呼吸困難に陥り救急車で入院したことを聞いて知っていましたのでネプライザを頻繁にかけました、それでも気管孔は潤いを帯びませんでした。また、プロテクターに水で蒸らしたガーゼなどをして、常に気管を乾燥させないように気をつかいました。

  3. その後
     風邪を引いてから2日め、熱はなく、体調はよい。発声するとき咳が出る程度。
    声の調子は、痰の絡んだ声で、ちょっと音が割れているみたい感じです。
    痰の色は薄い黄色になってきています。
    ネプライザーをかけて少しすると痰が出るし、気管孔が幾分潤いを帯びてきたみたい。
    発声は気管の湿り具合が影響を帯びていること体験した。
    風邪を引いてから3日め、熱はなく体調はよい。
    痰の色は少しずつ無色透明になり、よくでるようになった。

  4. 喉摘者が風邪を引いたときの注意事項
     ・気管孔を乾燥させないこと。

風邪の体験談その2

 不覚にも再度、風邪でダウン。
(平成12月4月30日記)

いつもの咳が花粉症と勘違いして完全にダウンした。
1週間ほど前から咳がでていた。花粉症の咳はせき込んでしばらくすると収まる。 その時の痰の色は黄色である。まさに花粉の色そのものの痰である。そのようなときは ネプライザーをかけて喉を湿らし喉についている花粉を咳と一緒に取ってあとは なにごともなかったように直ってしまう。
経験してみて初めて気がついたことだが 今回の咳は痰がでない。もちろん痰の色は普段と同じある。体でもだるければ気 がつくのだが・・。一晩中、咳をしてようやく風邪だなぁ気がつき咳止めの薬を飲ん で安静にしていた。
2日間安静にしていられ直ったが前回の経験とまるっきり違っていたのには びっくりである。


皆さん(喉摘者)の風邪の体験談を教えてください
ここに掲載したいと思います。





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