この図は左がコムラサキシキブで右がムラサキシキブです。
ポイントは四角の1〜5の数字で示しています。
@のポイント
コムラサキシキブは枝に葉が付いている部分と、枝に花が付いている部分が同じ場所ではなく、
少し離れて付いている。その離れている長さは約1mm(濃い赤線のところ)。
それにくらべて、ムラサキシキブは葉と花のそれぞれが枝についている部分は、
完全に同じ場所で、離れていない。これが一番の決め手のようです。
Aのポイント
コムラサキシキブの葉は、私の絵のコムラサキシキブの葉に赤い縦線が引いてあるあたりの
部分から下(枝のほう)はぎざぎざが無い。赤い線から端(枝から遠い)にはぎざぎざがある。
それに対して、ムラサキシキブの葉は全体にぎざぎざがある。
Bのポイント
コムラサキシキブの花や実は、一塊がよく集まった感じになっており、
また葉の上によく見える感じに付く。それに比べ、ムラサキシキブの花や実は、
一塊の中でバラけた感じに付いている。
Cのポイント
実が成ったとき、コムラサキシキブは実が葉の上によく見える感じで付くが、
ムラサキシキブは葉の下に隠れ気味に付く。
Dのポイント
コムラサキシキブは園芸種で、高さは1〜1.5mくらいでが余り高くない。
それに比べ、ムラサキシキブは野生の植物で、高さが3〜5mほどもある。
庭に小ぶりな低木で鑑賞されているのはほとんどコムラサキシキブらしいです。
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