<97年4月4日>
発声は疲れる
(術後9カ月目)
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7日から銀鈴会の新学期が始まるので、それに向けて、銀鈴会の教本に書いてあった物語を読む稽古をした。
息継ぎがすこしわかってきたみたいである。音は時々軽く出るときがある。そのようなときは5%ぐらいである。まだまだ音を出すのは疲れるし、面倒である。
はやく自分の思ったことを素早く言いたいものである。
相手には、何とかして伝えられることができるという自身がわいてきた。長音の練習をしていると食道の奥の方から音が出るのがわかる。
食道の奥の方からの音をだすことは、大変楽である。
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<97年4月7日>
教範の練習
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出来る限り、自然の姿でまた力まないで発声の稽古をした。3日前から銀鈴会の教範の最後のほうに書いてある
「
童話」を読んでいるが、読むごとに時間が短縮する。
現在は6分40秒ぐらいであるが妻が読むと3分03秒であった。あと2分ぐらい短縮しなくてはと思う。
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<97年4月13日>
食道の奥からの声
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初めてのことであるが、食道の奥の方から声が出た。
それを練習した後で1分間朝礼のスピーチを朗読した。
楽に発声でき、音程が一定であり、聞いている方も聞き易いと言っている。また声の質も良くなった。
(術後1年4カ月目)
この頃は、日1日と上達していくのが自分で分かった。すなわち昨日出来なかったことが本日は出来るようになったと言うことです。
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<97年4月19日>
シャックリとゲップ
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シャクリをした後は、発声するまでしばらく時間がかかっていたが、それがようやく解消された。
また「ゲップ」のあともすぐ声が出せた。今まで悩んでいたことがまた一つ解決した。後は気になるのは音が一定でないことである。
(術後1年3カ月目)
シャクリは今でも出ます。特に社説の朗読しているときはよくでます。そのときは10秒ぐらい休みます。
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<97年4月26日>
少しずつ進歩
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長音「あ〜あ」と長くのばし、最後の力を入れて「あ」と発音することが何となく出来た。
のどの奥の方を使ったら出来るみたいである。同僚と電話をした。良く通じたので自分もびっくりした。
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<97年4月28日>
夢を見た(その1)
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昨夜思ったことを言葉に出して話をしている夢を見た。
その話し方は、なめらかで普通に話している。でも最近そのような話し方が出来るような気がしてきた。
少しずつ会話に自信がもてるようになってきた。
(術後2年5カ月目)
2週間前にも夢を見た。私が喉摘者の前で(指導員もいた)長音を聞かせている夢である。 その長音は、とてつもなく長く約30秒ぐらい「あぁ〜」と発声していた。ちょっと得意になっていた夢であった
参考:
[
夢を見た(その1)][
夢を見た(その2)][
夢を見た(その3)][
夢を見た(その4)]
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<97年4月30日>
雑音が気になる
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唾が食道にあってそれがじゃましているような声が出るときがある。つまり食道にひっかかりがなく柔らかい声が出る。
そのためか音を出すとき吸引法でやっても呑み込み法に変わってしまい、発声する毎にグーグーと喉がなる。それはとても発声が難しい、その音が出るとつばを呑み込みしばらくしてから再度発声することにしていた。それが、解決が出来たのである。
要領はのどの奥から音を出すことでグーグーがなくなり、声が出しやすくなった。でもまだ不自然である。
そのようにしてのどの奥から声が出るようになってから、いままで困っていたことが解決できてきている。
現在の発声への大きな悩みは。
- 話をするのが面倒になってきている。
- 日によって声が出るときと出ないときがある。
- 2分ぐらい連続して話していると気管がかゆくなり咳が出る。
小さい悩みは
- 音が一定でない。
- まだ、スムーズに話せない。
- 急に、挨拶をされても返事が出来ない。
- 最初の言葉が口腔耳語となってしまうときがある。
- 音がときどき消える。
(術後1年3カ月目)
大きな悩みの
1.出来るだけ話は短くしています。
2.そのようなことはありません。出したいときに音はでます。
3.訓練によって咳が出なくなりました。
小さな悩み
1.今でもそうだが音量は大きくなった
2.現在もそうです
3.そのとうり。
4.発声しているとき意識するとそのようなことはない。
(術後1年5カ月目)
食道にひっかりがなく柔らかい音が出るときはがあるが、その様なときこそいい練習だと思ってやっている。
このような困難にぶっつかったら避けるのでなく進んでそれを克服しています。
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