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セイタカアワダチソウ
(背高泡立草:キク科)

野草の全名前

アキノキリンソウ

セイタカアワダチソウ

ハマアキノキリンソウ

語源

オオアワダチソウより、背が高いことからついた名前です。泡立ちの意味は、花のつきかたが泡を連想するからです。
セイタカアワダチソウは花粉症のもとだとか、害草扱いされてしまうが、真実は、ブタ草などが原因ということが判明しました。
ブタクサは風によって花粉が運ばれるのに対し、セイタカアワダチソウは虫が花粉を運びます。 花粉症は花粉が風に乗って飛散することで人間の体内に入り、アレルギー症状を引き起こしますので セイタカアワダチソウは花粉を飛ばすことはありません。 花粉自体が重い上に生成量も少ないので、風で飛ぶには不向きな形状をしています。

分布 北アメリカ原産の帰化植物、日本全土
生育地 荒れ地、河川敷
方言 セイタカアキキリン、イトウソウ、アワダカ

20231211::荻野川

20230118 ::近郊

20221016 ::荻野川

20211115:沢山池 //

2021/01/06:沢山池 //

2020/12/16:林周辺 //

2019/12/01:衣笠山公園

2019/10/09:沢山池

☆☆☆

2018/10/13:沢山池

2018/01/16:しょうぶ園

☆☆☆

2008/10/06:林周辺




2014/01/07

2011/10/19 (水間神社)

2009/10/09 (光が丘水辺公園)

2007/11/01



ロゼット

2005/12/10 (富浦公園)

2012/01/13

2005/11/10

2007/11/30







いつの間にかセイタカアワダチソウが少なくなったわけ

秋になると空き地や荒れ地、線路ぎわ、土手など、至るところに群生し、すっかり日本の秋の風物詩を独占してしまったような感じです。
セイタカアワダチソウは、別名セイタカアキノキリンソウとも呼ばれています。キク科アキノキリンソウ属、北アメリカ原産の多年草です。

日本に渡来したのは明治時代といわれ、戦後、急速に全国に広がっていきました。
炭鉱の閉山があいついだころに急増したことから「閉山草」とも呼ばれたそうです。 和名の「背高泡立草」は花穂が泡立つように咲くことからつけられました。
その名前のとおり、高さが2.11mにも達する植物で、十月ごろから咲き始めます。

この群生する黄色い穂をつけた花の繁殖力はすばらしいです。それは。 この植物は、ほかの植物の成長を抑えて繁殖するといわれていますが、そのメカニズムはこのようになっています。

セイタカアワダチソウは、根から特殊な物を分泌してほかの植物の種子から芽の出るのを抑えたり、根の成長を妨げたりします。
この成長抑制剤ともいえる物質は葉でもつくら、土にしみ込んでいきます。
したがって、一度この植物が生えると、その場所を長い間独占してしまうことになるのです。

だからススキが群生していた原っぱだったのがセイタカアワダチソウに取って代わられたというが目についきます。 これでは日本全国の秋の風物詩はセイタカアワダチソウになってしまうと危倶されましたが、セイタカアワダチソウも、長い間その場所に生えていると、ついには自分自身もその毒に冒されてしまい、その場所から消えてしまうことになるのです。
時が経つにつれて、セイタカアワダチソウの毒は、かびやバクテリアなどによって分解されて無毒になり、しばらくするとススキなどの本来の植物が生えてくるのです。<

ふしぎなドラマですね。