この発声法は、ゲップの原理を応用したもので、食道に空気を取り入れてこれを逆流させ、原音を出す発声方法です。
この方法ですと全く発声するための器具は必要とせず、しかも肉声ですので、訓練すればする程に、限りなく健常者に近い発声ができるようになります。
ところが、もともと人間の体は、口から入った食べ物は食道へ、鼻から入った空気は気管に入るようになっていて、食道にはなかなか空気を受けつけてくれません。
そこで、お茶を利用して空気を食道に押し込む方法が取られました。
これが「お茶呑みこみ法」です。
上達に従って発声法は、「呑込み法」「注入法」「吸引法」へと発展していきます。
ここでは、食道から音を出すのに一番やさしい方法について体験していただきます。
準備する物
実施の順番
|