白組教室での稽古(その2)


 相手に自分の意志を伝えられるようになったがまだまだ、誤解されるときがある。そうならないためにさらに自分の声に磨きをかける。
 


1998/03/13


1998年
  • 4月10日 (術後1年9カ月目)

    • 出席者21名 快晴

    • 神奈川銀鈴会の上級教室の人達は

      1. プライドをもて   

      2. しっかりと勉強してから、発声教室に来ること

      3. やる気を出して教室にきてもらいたい

    • もうこれでいいということはない。

    • 一般社会で通用する言葉を早く身につけて欲しい

    • 2人新入会員を紹介

    • 私の朗読の反省

      1. 声に固さがある。

      2. 2分04秒かかった

    • 14:30〜15:30カラオケ(昔の名前で出ています)

  • 4月17日

    • 出席者18名 雨

    • 力むと気管孔から空気が出る

    • 会員が教室で尺八を披露した。詳しくは ここ

    • 私の朗読の反省

      1. 中盤はまあまあだが後半がつっかかる。いまいち。

      2. 2分02秒かかった

    • 14:30〜15:30カラオケ(モナリザの微笑み)

  • 4月24日

    • 出席者17名 雨

    • スピーチは内容が大切である。人をいかに引きつけるか。

    • 食道発声は使えば使うほど磨きがかかる。

    • 毎日、決められた練習をこなすことが大切。

    • 私の朗読の反省

      1. 家で練習している程度の80%くらいしか力が出せなかった。

      2. 2分12秒かかった

      3. 息継ぎが少し楽になった。

    • カラオケ(ドリーム・エコー:横浜西口店)時間:15:00〜17:30

  • 5月08日 (術後1年10カ月目)

    • 出席者18名 曇り

    • 空気をしっかりと吸い込みなさい。

    • 私の朗読の反省

      1. 語尾の無声音が2〜3カ所あった。

      2. 2分06秒かかった(目標1分40秒)

    • 14:30〜15:30カラオケ(なし)

  • 5月15日

    • 出席者20名 快晴

    • 言葉は丁寧に

    • 細切れに発音しないこと

    • 「不自然」を発音するときは「不」に力を入れて発音する

    • 「ん」は口を閉じて発音すると声が鼻に抜ける

    • 私の朗読の反省

      1. 音が固い

      2. 2分00秒かかった

    • 14:30〜15:30カラオケ(なし)

  • 5月22日

    • 出席者19名 快晴

    • スピーチの採点基準は吸引法、明瞭度、イントネーション、話の内容である。

    • 本日からの当教室の稽古は来年のスピーチが目標

    • 入会してから3〜4年目が最高のスピーチとなる。

    • 私の朗読の反省

      1. ひっかった

      2. 2分24秒かかった

    • カラオケ(ドリーム・エコー:横浜西口店)時間:15:00〜17:30

  • 5月29日

    • 出席者18名 雨

    • 空気を鼻に抜く練習をすると音に響きが出てくる。その練習は 「ん」が適している。

    • 私の朗読の反省

      1. 音の強弱の制御が出来なかった

      2. 2分04秒かかった

    • 14:30〜15:30カラオケ(夢追い酒)
      今まではカラオケ専用の大きい機器を使っていたが、本日からパソコンで制御してカラオケを楽しんだ。ソフトは、「ゆめカラ」で1曲150円でダウンロードしている。
      現在は70曲だが逐次増加中である。

  • 6月05日 (術後1年11カ月目)

    • 出席者18名 小雨

    • 声を絞りながら発声すると、そのときの状態はお腹がへこむ状態である。

    • 市民病院の看護婦さん3人が見学された

    • 会員の中で明日、30年ぶりに同窓会に行き、そこで自分の声がどの程度相手に通じるか、よいチャンスと思い参加してきます。と話をしていた。我々喉摘者は引っ込み思案になるが、この積極的な考え方は大いに刺激を受けた。

    • 私の朗読の反省

      1. 楽しく朗読が出来ない

      2. 1分57秒かかった。目標までもう少し

    • 14:30〜15:30カラオケ(なし)

  • 6月12日

    • 出席者12名 くもり

    • 3名は赤組(初級クラス)へ指導員として応援に行った。少人数だったので2回の朗読を実施。

    • 上級コースは呑み込み法でなく吸引法で発声しなさい

    • 感情のこもった朗読をしなさい。

    • 指導員の朗読

      1. メリハリがある

      2. 太い声だけど明瞭で力強い

      3. 全体として滑らかである

    • 私の朗読の反省    

      1. 声が途中から太くなった。まだ落ち着きがない

      2. 朗読中の苦しさはない。

      3. 1回目は2分28秒

      4. 2回目は2分14秒

    • 14:30〜15:30カラオケ(なし)

  • 6月26日

    • 出席者15名 晴れ

    • 私の朗読の反省    

      1. 声が堅い

      2. 2分14秒

    • カラオケ(ドリーム・エコー:横浜西口店)時間:15:00〜17:50

  • 7月03日 (術後2年目)

    • 出席者14名 快晴

    • 2名は赤組に指導員として応援

    • 私の朗読の反省    

      1. 声が堅い

      2. 2分07秒

    • 14:30〜15:30カラオケ(恍惚のブルース)

    • コンパ

      1. 1学期終了につきノミニュケーション

      2. 男性8名女性3名

      3. 16:00〜17:00横浜駅近くの居酒屋

  • 7月24日

    • 発声教室は夏休み

    • カラオケ(ドリーム・エコー:横浜西口店)時間:14:00〜17:50

  • 8月10日 (術後2年1カ月目)

    • 出席者(白組)14名 晴 A指導員

    • 全員で単音の練習と単語の発声練習 約10分間

    • マイクなしで一人一人が朗読。私は慣れていないので声を張り上げてしまった。勿論空気の摂取量と放出量の調整がつかず途中で2度ほどつっかえた。ふだんどおりやる必要性を感じた。意識してはなかなかうまく発声できない。

    • A指導員からの指摘

      1. 空気を全部使い切ってから吸引するように

      2. 抑揚をつけなさい

    • N会長の海外での活躍の話を聞いた。ご年輩なのに大したエネルギーの持ち主だと思った

    • 14:40〜16:00地下食道で懇親会を行う。カラオケ大会もあった。カラオケはパソコンをつかっている。  

  • 9月11日 (術後2年2カ月目)

    • 出席者19名 晴

    • 2名が進級してきた

    • 指導員の話が40分あり、朗読する時間がなかった。残念

    • 声友クラブ (14:30〜15:40)    

      1. 2学期から第2,第4金曜に実施する

      2. 身体障害者の手帳の取り扱いについて情報交換

      3. 老人保健法の適用についての情報交換

      4. ガス警報器についての情報交換

  • 9月18日

    • 出席者18名 小雨

    • 向上心がないと上達しない

    • 上級教室の一員としての自覚を持ってほしい

    • カラオケ(ドリーム・エコー:横浜西口店)時間:14:00〜17:50

  • 10月02日 (術後2年3カ月目)

    • 出席者14名 快晴

    • F指導員は研修のために欠席。K指導員が代わりになる。

    • 短く区切って読む。それを全員に徹底させられた。その方が話しやすいし、相手の理解も得やすい。これは、私が気がついたことと一致した。 やはりそうか!と思った。
      たとえば、次のようになる。(/は区切りです)。
      <反省/する/ことは/進歩に/つながり/ます>

    • 14:30〜15:30カラオケ(大阪しぐれ)

  • 10月05日

    • 出席者20名 くもり

    • 食道発声教本(ネズミの相談)

    • 私の反省

      1. 意識して短く区切ってよんだ。読みやすい。

      2. まだちょっと苦しい

    • 書いてある趣旨をしっかりと掴んで自分の思いをこめると自然とうまく読める

    • 死ぬまでこの道から(食道発声法)逃れることはできない。

  • 10月09日

    • 出席者18名 快晴

    • 朗読テキスト

    • 私の反省

      1. 大変よくできた。

      2. 短く区切って読んだため90%の近くの力がだせた。

    • 食道発声はやる気を出さないと"もの"にならない

    • 自分で努力しないと伸びない。エスカレータのようなもので、止まってしまったら下へさがってしまう。

    • 教室へ来るからにはよく勉強してくること。

    • 声友クラブ(16名)

      1. 東ブロックの指導員研修会の報告

      2. 合宿についての成果について

      3. フリートーキング

    • 横浜ベイスターズが優勝したため、喉摘者の仲間5人で(H,U,M,Y)で祝勝会をやった。

  • 10月16日

    • 出席者18名 小雨

    • 全員でいつもの通り発声練習

      1. 単音「ア」5回

      2. 連続音「ア・ア」5回「ア・ア・ア」5回

      3. 長音「ア〜」3回

    • 私の朗読の反省

      1. 家で練習している程度の90%くらいしか力が出せなかった。

      2. 語尾がしっかりしている。伸びる資質を持っている。ただ、少し発声音がが重い感じがするとの指摘があった。

    • 吸入法は口を閉じない。舌を使わない。

    • その気になって練習をしないといつまでたっても同じ。

    • カラオケ(ドリーム・エコー:横浜西口店)時間:15:00〜18:00

  • 10月23日

    • 出席者18名 くもり

    • 東ブロック指導員研修会資料の説明 (上級者の稽古の仕方

    • 誤解を生じやすい言葉はやめる

    • 声友クラブ(15名)

      1. フリートーキング

  • 10月30日

    • 出席者20名 くもり

    • 自分の殻から脱皮できない人がいるので原点に立ち返って、1からやり直す。

    • 透明度をあけるためには、どうすればよいのか自分で考えること。

    • 一語一語丁寧に話す。

    • 14:30〜15:30カラオケ(夜霧よ今夜も..)

    • 15:40〜17:00横浜ベイスターズの祝勝会(12名)

  • 11月06日 (術後2年4カ月目)

    • 出席者18名 くもり

    • 電気式人工喉頭器の説明。国産1号機「 ユアトーン」について。
      たいへん良い器械であるのでぜひ、購入したい。

    • 私の朗読の反省

      1. 満足できる朗読であったが、読んでいる途中で苦しい時がある。

    • 14:30〜15:30カラオケ(わたしの城下町)

  • 11月13日

    • 出席者15名 晴れ

    • 10日、11日の旅行会の話。

    • 上手になるには、上手な人のまねをやるとよい。(理論より実践)

    • 私の朗読の反省

      1. あとで録音したのを聞いてみると、3〜4カ所聞きづらい発声があった。

      2. 言葉の区切りは、家で練習しているより多いといわれた。そのため、スムーズさに欠けるのでは指摘された。次回からこの点を注意しよう。

    • 声友クラブ(15名)

      1. フリートーキング

  • 11月20日

    • 出席者16名 晴れ

    • 日本音声言語学会で拡声器の試作品を見せる

    • 私の朗読の反省

      1. 声がかすれた。

    • カラオケ(ドリーム・エコー:横浜西口店)時間:15:00〜18:00

  • 11月27日

    • 出席者17名 くもり

    • 日本音声言語学会の報告

    • 私の朗読の反省

      1. 前半は良好だが後半になると乱れる

      2. 普段どおりの力が出ない。どうしてか?


  • 12月11日 (術後2年5カ月目)

    • 出席者15名 晴れ

    • 小型マイクの性能について
      その使用感について各人の感想

    • 私の朗読に対して指導員から一言

      1. 鮮明であり聞き易い

      2. 語尾がしっかりしている。

    • 声友クラブ(18名)

      1. 電気人工喉頭器と小型マイクについて

      2. 人は120歳まで生きられるか?

  • 12月18日

    出席者20名 晴れ
    発声教室はお休みなので、歌の会の仲間と忘年会
    • 歌の会の仲間が癌の再発で頻繁に亡くなっている現状から目をそらさず、その日その日を充実した日を過ごそうとしている。
      そのため仲間との会話がこの上ない楽しみである。また仲間の死に対していつまでも感傷に慕っていない。

    • 13:00〜15:00:カラオケ

    • 16:00〜17:30:忘年会(場所:横浜中華街)
      健常者の宴会では、話す方に夢中になり聞く方がおろそかになるが、ここでは逆である。
      また大きい声が出せないために静かである

1999年
  • 01月22日 <今年初めて>

    • 出席者20名 晴れ

    • 活性酸素について
      食道発声の練習をたくさんやっていると気管孔からの空気の出入りが激しくなり、そのため活性酸素がたまる。
      結果として体に良くない。練習は程々に!と指導員の言葉があった。
      勿論私は反対の考えを持っているが、そのような見方もあるのかと思った。

    • 12名が白組(上級クラス)の仲間入り。
      彼らの発声を聞いていると私の2年前を思い出す。

    • 私の朗読

      1. かなり高音が出て満足した。

    • 声友クラブ(15名)14:40〜16:00

      1. 来年度(4月以降)さらに教室の確保ができたのでどうするか?

      2. 声友クラブの今後について

  • 01月29日 <落伍者>

    • 出席者22名 晴れ

    • 覚悟者
      上級の組に入ると練習しなくなる人がいるがそのような人は中級の組に戻ってもらう。

    • 上級コースの上に声友クラブを作る。

    • しっかりと空気を入れて発声しなさい。
      (ガソリンを入れない車は、走らない)

    • 「こんにちわ」の「ん」の音をしっかり発音しなさい

    • 私の朗読

      1. 90%に力を出せた。

    • カラオケ(ドリーム・エコー:横浜西口店)時間:15:00〜17:30

  • 02月05日 <活性酸素>

    • 出席者21名 晴れ

    • 活性酸素
      発声練習のとき、気管孔から無駄な空気を出すと酸素過多になり活性酸素となる。
      (この言葉の意味が理解できない)

    • 私の朗読

      1. 95%の力を出せた。
        発声するときは少々無理でも音の高低を意識して出すようにしている。そんな気持ちを持ってから少しよくなったみたい。

      2. 指導員からほめられた。

    • 14:30〜15:40:カラオケ(夢追い酒)

  • 02月12日 <吸引法>

    • 出席者19名 晴れ

    • 吸引法について
      吸引法をはやくマスターしてほしい。
      しっかりと空気を取り入れて全部使いきれ
      基本的な空気の吸引が出来ていない人がいる。

    • 長音の練習は自宅でしなさい

    • 私の朗読

      1. 少し滑らかであった

      2. 今までよりは余裕を持って読めたがもっともっと余裕を持ちたい。

      3. 自分の実力の95%の力が出せた。

    • 声友クラブ(13名)14:40〜16:00

      1. 声友クラブの今後について
        午前中になったときは出席可能か

  • 02月19日 <あせる>

    • 出席者15名 くもり

    • あせる
      食道発声法をやるにあたって、周囲の人が自分よりも上手になってしまうと自分の心に焦りが生じる。
      そのため前へ前へ話そうとする。その結果十分に空気を取り入れていないため声が出ない。

    • 指導員の発声法をみて上達する人が多くなった。すなわち以前より上達のスピードが速い。

    • 私のスピーチ

      1. 初めてのスピーチである、

      2. もう少し落ち着いて話したほうがよい。

      3. 出にくい言葉をさけて話そうとするため話の趣旨と違う方へいってしまう。内容にまとまりがない。

    • カラオケ(ドリーム・エコー:横浜西口店)時間:15:00〜17:40

  • 03月05日 <早口言葉>

    • 出席者21名 晴れ

    • 早口言葉
      「この、お琴は、男の子はお断り」を3回居続けて練習するとよい。

    • 120歳まで生きる術

      1. 規則正しい生活

      2. 適度な運動

      3. 充分な睡眠と休養

      4. 栄養のバランスのよい食事

      5. 煙草は吸わない

      6. アルコールは、ほどほど

      7. 塩分は取りすぎない

      8. 脂肪は控えめ

      9. 肥満を防ぐ

      10. 熱中できる趣味を持つ

    • 私の朗読

      1. ちょっと苦しかったが80%ぐらいの力が出せた。

    • 14:30〜15:00:今後の歌の会ついて  

    • 15:00〜15:40:カラオケ(二輪草)

  • 03月12日 <ほめられた>

    • 出席者20名 くもり

    • ほめられた
      めったにほめない指導員から最高の朗読であった。と誉められた。やはり、おせじでもうれいかった。

    • 声友クラブ(15名)

        来年度の声友クラブについて、話合う。