山本様、早速のご返事有り難うございました。季節の変わり目、また珍しいものを見せて下さい。 さて、これはお話してよいものか迷いましたが、もう後が無い事で、私がフグ毒に興味を持った訳を少しお話します。もう30年以上前の事、ハイチに暴動が起きていることを、知りました。日本のメディアはそれっきりなので、事情を聞いて同情のあまり、一寸ボランティアの情報官のような役目をしました。当時同情した方は多かったのですが、英語以外は情報が無いことで、当時大使館にも無かった衛星放送のCNNを毎日、聞いて、大使とボランティアの両方に小さなネットを作り、配信しました。当初はFaxで、大変でしたが、ある日、まだ当時少なかったパソコンなるものに、英語があることを秋葉原で知り、無鉄砲にも即座に購入して、情報は飛躍的に取れるようになりました。ある日、大使と2人で大使館に居た時に、テレビ生放送から電話がかかり、ゾンビについて聞かれ、私が通訳しました。それまで、大変なエリートで、自分はカトリックの家に育ち、ブードゥの事は知らないと言っていた大使が、何故本名と違うニックネームで呼ばれるか分かるかと言われました。実は叔父さんが遊び人で、ある日、そんな場所から出てきた時にはゾンビ化されていた。ゾンビは射殺する掟なので、叔父さんは殺された。愛する弟を失った母上は、大変かなしまれ、偶々同名だった大使の呼び名を変えられたとの事でした。ブードゥは大変な秘技で、よく分かりませんが、罪を犯したものに、吹き矢状のもので、毒を吹きかけるようです。その毒が、テトロドトキシンという、フグ毒なのです。これは大量では死に至りますが、少量では、トランス状態になる様です。長くなって済みません。一応ここまでとします。 |