日本橋三越本店の1階中央ホールからから、吹き抜けの5階に届くようにそびえる天女の像。完成したのは昭和35年。なんと、あの60年安保の年。 もう還暦を遥かに超えました。 三越の説明では、お客様に対する基本理念「まごころ」をシンボリックに表現する像として、本店の象徴ともいえる存在です。制作は佐藤玄々で、完成までには約10年の歳月を要したとありますから、制作の発想時は占領下。 平成12年には大々的に修復工事が行われました。爾来、再び幾星霜。「瑞雲に包まれた天女が花芯に降り立つ瞬間の姿を捉えた豪華絢爛な美しさは、今なお健在」と同店は胸を張ります。私は若い頃、勤務が近くだったので、屡々この像を仰ぎました。(写真は三越本店のサイトから借用)
|