米アマゾン 映画製作MGMを9千億円超で買収(2021年5月26日) 「MGMは母体となった3社の創業が1910年代半ば、という1世紀近い歴史を持つ映画会社であり、第二次世界大戦後の1940年代末までは「大作映画会社」として圧倒的な地位にあった。だがその後は、経営難に苦しみ続け、たびたび経営母体を変えた。1960年代・70年代はユナイテッド・アーティスツ(UA)、80年代から90年代はテッド・ターナー、2000年代から2015年まではソニー・ピクチャーズエンタテインメントと資本関係が10年単位で変わっていった。他のメジャーな映画会社に比べると、買収しやすい会社であったのは事実なのだ。そして、2021年、流転のMGMはアマゾン傘下となった。
経営難であったとはいえ、100年近い歴史の中では大量のヒット作とドラマシリーズを生み出している。発表によれば、映画4,000本以上・ドラマ1万7,000時間以上とされており、これらがAmazon Prime向けに提供されることになる。映画でいえば「007」「ロッキー」「ロボコップ」などがそれにあたる。」
哀愁はMGMの作品で、以下は英文のエピソードを拙訳したものです。 MGMは、こ1031にユニバーサルスタジオより買収したものである。リリース当初は、売春に対するアメリカの強い反対で、厳しい検閲を受け,国内上映が不可能だった。31年当時、二人の最初の出会いは第一次大戦の空襲下であったが、31年当時の映画コードに合わず、40年版では少し綺麗に変更された。初版では、マイラは唯のコーラスガールだったが、40年版では有名ダンス会社のバレリーナで、ロイが死んだと知ってから、売春に身を落とした。初版ではマイラは事故死だが、40年版では自殺となった。哀愁は、ビビアン・リーの前年の風と共に去りぬの成功で脚光を浴びた。テイラーは、前作のような唯の恋人以上のものを観客にしめしたかった。リーは、相手役にローレンスオリビエを望んだので、不機嫌で,テイラーは所詮画面上の男で、典型的ミスキャストで、どうなることやらと当時の夫に手紙を送っている。後にテイラーは、何時も夢見ていた高水準のパフォーマンスが出来た最初の作品だと言った。リーについては、彼女の役は素晴らしく、私をカッコよく見せてくれたと述べた。 |