大好きな白飯を出すと、雀がワッと群がりますが、これは、その前の情景。
魁けの二羽悠然と春近し 三 寸
ただし、「悠然と」とは観念的な描写。実際は、二羽だけでも、せかせかしています。そして、三寸の観察では、雀は行儀が悪い。静かに食べることを知らずに、乱暴に食べちらかす。大きな塊を持ち逃げしようとする。大抵失敗してフェンスの上に落とすが、それを丁寧にほぐして食べることをせず、手荒に扱って大部分は下の道路(清州通り)へ。通行人から苦情がくるのではと、三寸はヒヤヒヤするそうです。理学療法士さんに「雀を躾けられないだろうか」と言ったら、「彼等は人間の道理とは別の世界に住んでいる」と笑い飛ばされたそうです。永井荷風は雀を軽躁と評しましたが、人間にだって、落ち着きのない者、慌て者、ガラの悪いものetc色々ですものね。 また同じような写真ですみません。三寸がベッドの上から撮りました。 |