40年位前に釧路の鶴居村に雪原の丹頂を見に行った時、厳寒にもかかわらずたくさんのカメラマンの砲列ができていました。その時、双眼鏡とフィールドスコープだけで来ている私をみて、言われた言葉が忘れられません。「野鳥が好きな人って何でも見るんだよね。自分たちは美しいものだけだけど。」昨日葉山の森に初めて行って、そこで出会った人たちがその時の人達を彷彿とさせました。サンコウチョウのメスが営巣しているらしく、そのちかくの森の斜面に陣取って動きません。なんとなく近寄りがたい雰囲気だったので、一回りして帰ろうとおもいました。幸い主人が一瞬だけあらわれたメスの写真を撮ることができました。私は声を聞けただけで満足でした。来年は営巣する前の頃に、また来ようかなと思います。 |